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2010年 9月 10日  

大学院入学試験の英語

世の中で求められている英語力はcommunicative Englishに偏って来ていますが、研究の世界で求められる英語の力は今なお「精読」が中心です。それは、その分野での海外研究の動向をつかむために、海外の文献を渉猟し、時には翻訳、紹介することが求められることが多いからです。そのため、研究者になることがある程度前提となっている大学院では、構文、語彙ともに高いレベルの英文が出題される傾向があります。大学院に入ろうとする人はこのことを十二分に覚悟して、英語の勉強に取り組み、合格を勝ち取って下さい。

個人的にお勧めの英語の参考書には以下のようなものがあるので、本屋で立ち読みなどしてもし気に入ったものがあれば、使ってあげてください。

・     清水 かつぞー『ピーナッツ英単語ほどおいしいものはない』←三冊シリーズです

・     伊藤 和夫『新訂 英文解釈教室』

・     島田 浩史・米山 達郎・福崎 伍郎『英語長文読解の王道 パラグラフリーディングのストラテジー』←三冊シリーズです

・     安西 徹雄『英文翻訳術』

・     野矢 茂樹『論理トレーニング101題』←英語の参考書ではないですが、使えます。

全て、時の試練に耐えてきた本格的なものです。これらは、その筋では元祖と言えるものがかりですが、これらに加えて、英米のacademic writingのハウツー本などもお勧めです。「academic writing」「how to write essay」などで検索すれば、山のようにヒットするでしょう。

小見先生

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2010年 9月 2日  

編入学・大学院 小論文対策

大学編入や大学院入試では小論文試験の占める比重がかなり高いです。それにもかかわらず、小論文試験のためにどのような勉強をすればよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。ここでは小論文の学習について考えてみます。

小論文の試験ではまず論理展開や文章表現が問われます。この点に関しては自分で実際に書いた答案を誰か信頼できる人に添削してもらうのが最善でしょう。

それに加えて、実は一般的な知識も問われています。ある程度の知識がないと答案が書けないような出題も珍しくありません。この小論文で必要とされる知識については、自分で時間を見つけて学ぶことができるので、そのための参考書を以下でいくつか紹介します。

(ここでは社会系の一般的な小論文を念頭に置いています。理系や芸術系だとその内容も大きく異なるでしょうし、特に大学院の専門論文試験では専門科目の対策が必須です。それでも現代社会で一般的に論じられている事柄を知っておくことは有益でしょう。)

 ・樋口裕一著『読むだけ小論文』(学習研究社)
  小論文の知識本としては一番のおすすめです。よく論じられるテーマがわかりやすく説明されています。基礎編と発展編の2冊があるので、これだけでもほとんどの小論文の内容にいくらか対応することができます。

 ・楠崎竜太、箕曲在弘、樋口裕一著『一目でわかる小論文ハンドブック』(ナガセ)
基本的なテーマごとに問題、キーワード、解答例がつけられているので、それらを読むだけでも知識が身に付きます。自分で実際に書いてみるのもよいかもしれません。一貫して対立軸を設定して論述するというスタイルで解答例が作られているのでわかりやすいです。

 ・湯浅俊夫、竹内幸哉著『小論文頻出テーマとキーワード(文系編)』(旺文社)
用語集としてはこれを挙げておきます。図式的に用語の説明がされています。前から順に読みとおすのは大変ですが、気になったところをパラパラと見るだけでも知識を確認することができます。理系編もあります。

 ・清水雅博著『小論文の時事ネタ本 社会科学系編』(学習研究社)
高校の科目でいうところの「現代社会」や「政治経済」の内容を詳しく紹介している本です。写真や図表が豊富です。政治や経済について、事実関係を詳しく押さえておきたいなら特におすすめします。

 ・中野芳樹、奥村清次、小泉徹、松本孝子著『小論文テーマ別課題文集21世紀を生きる』(駿台文庫)
小論文の課題文でよく見かけるような、現代社会を代表する本からの抜粋と、それらをテーマごとにまとめた解説から成り立っています。社会学の入門書としても読めます。

これはあくまでも個人的な観点からの記述です。その人の状況や受験大学によって向き不向きがあります。小論文の講座を受講されている方は担当の先生に相談してから自分での学習を始めるようにしてください。

浅野先生

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2010年 7月 14日  

入試英語の勉強法について

大学編入試験や大学院入試において英語を重要視している大学・大学院は多いと思います。しかし受験生の皆さんの中には高校時代から英語を曖昧に理解したまま今までやり過ごして来てしまったという人も多いのではないでしょうか。

英語、特に長文を読むときに重要なのはやはり文法です。文構造をいかにきちんと把握できるかということがスムーズな訳に直結します。そのためには文章を読むときに面倒くさがらず一文一文これが主語でこれが動詞でこれが目的語で後ろに関係代名詞があって…というように文構造がどうなっているか考える癖をつけることが大切です。最初はなかなか進まずしんどいですが、慣れれば見ただけで構造が推測できるようになり、上手く訳せるようになると思います。

あとは英語に毎日触れるということがとても大切です。一週間のうちある日に集中して英語をやるよりも毎日少しずつでもいいから英文を読んだり単語を覚えたりしたほうが英語力が向上すると思います。

英語は受験を乗り越えても仕事や旅行などで一生使う機会があると思います。根気強くがんばりましょう。

鈴木先生

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2010年 6月 18日  

法科大学院適性試験の勉強法について

 法科大学院に入学するためには、未修・既修を問わず、適性試験を受験し、高得点をあげることが必要になります。特に未修コースの場合、適性試験の成績が数少ない客観的な資料となるので、高得点を取る必要性が高いです。

 適性試験には、大学入試センターが実施する「法科大学院適性試験」(以下「センター」といいます。)日弁連法務研究財団が実施する「法科大学院統一適性試験」(以下「日弁連」といいます。)の2種類があります。

 両者とも、推論分析分野と文章読解分野があります。文章読解分野については、大学入試までの国語の問題とほぼ同じなので過去問をとくことで十分対応できると思います。(もし、苦手な場合には、センターの場合は大学受験のセンター試験の現代文の参考書を、日弁連の場合には公務員試験の文章理解の参考書などで対策をすればよいでしょう。)

 次に、推論分析分野について説明します。推論分析分野とは、中学入試の算数に出題されそうなパズルのような問題が出題される分野をいいます。そして、センター・日弁連ともに、同じ適性試験という名称であり、事務処理能力・思考力を問う点では同じですが、異なる点があります。すなわち、センター試験の場合は、年度によって若干の変化があるものの、未知の問題を問題文に書かれている条件・誘導を参考にして処理することを要求しています。他方、日弁連の場合にはある程度パターンがある問題をとにかく素早く解くことを要求しています。このことからその対策方法も若干異なることになります。

 具体的には、センターの場合はまず、必ず「時間をはかって」過去問を解くことから始めます(これは両者とも共通です)。そして、センターの場合にはこの問題はどのようなことを聞いている問題なのかと言ったことを念頭におきつつ検討をします。具体的には、自分はこういう解き方で解いたけれども、これでは時間がかかりすぎるからどのようにして解けばよかったのか、問題文のこの条件はこのようにして使うのか、ここがわからなかったから解けなかったのかなどを考えるということです。(この他に、練習問題として国家公務員Ⅰ種試験の過去問もよいでしょう。)

 他方、日弁連の場合には、まずは、『上・中級公務員 標準判断推理―確かな解答力が身につく“基本書” 』(田辺 勉・実務教育出版)などで基本的な問題のパターンを学びます。そのうえで、過去問を「時間をはかって」解き、素早く解く練習をするとよいでしょう。
なお、大学受験や、公務員試験の参考書をあげましたが、これらの参考書の全てが適性試験に必要なものとは必ずしも限りません。過去問を参考に、必要な部分をピックアップしていけば十分でしょう。 

武田先生

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2010年 6月 4日  

「大学院英語」

賛否両論はさておき、現在では学問の世界で英語が主流になっていることを否定することはできません。逆に言うと、英語さえできればある程度は何とかなります(例えばフランス語やドイツ語の文献もすぐに英訳されることが多いです)。ですので、どのような分野を専攻するにしても、大学院に進学しようとしているみなさまが英語を学ぶことには大きな意義があります。

こうした事情のためにたいていの大学院入試で英語が必須になっています。それを機に英語を体系的に学び直すのもよいでしょう。文法書を通読すると意外な新発見があるものです。一通り文法事項を身につけた後はひたすら英文を読むのみです。最後は語彙力です。こればかりは一朝一夕に身につくものではありませんので、日々の努力が肝要です。見知らぬ語句に出会うたびに蛍光ペンで色を塗るか、ノートに書き出すかすれば、しばらくすれば格段に英文が読みやすくなっていること請け合いです。

みなさまが英語を活用して――少なくとも英語で苦労しないで――ご自身の専門分野で知を追求されることを期待しております。

浅野先生

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