筑波大学情報学群 編入学 傾向と対策

投稿者: | 2017 年 5 月 13 日

筑波大学

情報学群 編入学試験

【情報基礎】

■傾向

情報基礎の問題は大問で二つ。

共にプログラミング(C言語)について問題であるため、出題範囲は他の大学に比べ狭いが、その分プログラミングについてのかなり詳しい部分まで出題してくる傾向にある。

■対策

頻繁に出題される内容はリスト構造によるデータ格納である。そのため、構造体やポインタについての理解が必要となる。ポインタは言語の分野においてよく躓くものだが、事前に十分に理解しておいて欲しい。また、構造体ポインタが出てくる場合malloc関数が使用される。馴染みのない人は一度調べて理解しておくべきである。

また、計算量(オーダー)や実行回数に関する問題も高頻度で出題され、その多くは記述問題となっている。与えられた問題のアルゴリズムに対して漸化式を立てオーダーを計算できるようにしておく必要がある。

どの問題でも与えられた問題のソースコードを読み解く力が必要であり、その補助としてソーティングアルゴリズム(クイックソートやヒープソート等)・バイナリサーチ・木構造を扱うソースコードを一度でいいので見て理解しておくと、問題のソースコードを把握しやすいだろう。

~コメント~

2つの大問の内、一方は比較的易しく、ソースコードを読んで何をしていのかが理解出来れば問題なく解けると思われる。過去問を解いて、一方が完答出来る程度までは頑張って頂きたい。

藤井先生