私立
近畿地方 / 大阪府

立命館大学大学院

人間科学研究科
人間科学専攻

人間と社会について総合的・学際的な研究を推進する

臨床心理士 公認心理師
第一種

入試時期

年2回(9月と2月)

募集人数

10名(公認心理師コース5名, 一般コース5名) ※心理学領域にも公認心理師コースあり。

出願期間

9月入試:2023年7月20日(木)〜8月3日(木)
2月入試:2023年12月21日(木)~2024年1月11日(木)

試験日

9月入試: 2023年9月9日(土)
2月入試 :2024年2月10日(土)

試験科目

専門、英語、面接

専門詳細
【公認心理師コース】
①心理学共通、②臨床心理学(心理療法、心理検査)上記2科目

【一般コース】
①心理学共通、②心理学専門(心理学、心理学研究法)、③臨床心理学(心理療法、心理検査)、④対人援助学(教育学・社会福祉学・社会学)、⑤小論文
上記のうち2科目選択(③は必ず選択)

提出書類

志望理由書(志望動機、学部で学んだこととの関連、研究の構想・計画、進路希望等)2000字程度

社会人入試

■出願要件
入学時点において満25歳に達する必要がある。

■試験科目
・専門基礎
・面接

合格発表日

9月入試:2023年9月28日(木)
2月入試:2024年2月22日(木)

応募状況

研究科全体の一般入試の結果
2023年度
志願者64名, 合格者24名, 入学者20名

2022年度
志願者83名, 合格者28名, 入学者27名

2021年度
志願者79名, 合格者31名, 入学者23名

入試説明会

2023年度秋季実施 進学説明会について

2023年度秋季 立命館大学大学院進学説明会は、Zoomによるオンライン配信により開催いたします。
参加にあたっては事前申込が必要です。参加費は不要です。
ご自宅からスマートフォンやパソコンで参加できますので、本学大学院に少しでも興味がある方、受験をお考えの方、保護者の方、
どなたでもお気軽にご参加ください。

【開催日時】
2023年11月10日(金) 18:00 - 19:00
2023年11月18日(土) 10:30 - 11:30
2023年11月26日(日) 10:30 - 11:30
2023年12月 4日 (月) 18:00 - 19:00

備考

人間科学研究科心理学領域にも公認心理師コースあり(2名)
専門は、①心理学共通、②心理学専門(心理学、心理学研究法)上記2科目

研究科の概要・特色

~5つの特徴~
■1.『臨床心理士』対応プログラムの募集枠を25名へ拡大
臨床心理士資格取得認定プログラムの定員枠はこれまで15名でした。人間科学研究科では今後の社会のニーズに応えるべく25名に募集枠を拡大。臨床心理士対応プログラムとしては、国内有数の規模を誇ります。

■2.教員数を大幅に増員し、幅広い心理領域を網羅
これまで応用人間科学研究科の臨床心理・対人援助の領域20名、文学研究科の基礎系心理の領域14名の教員で運営を行なってきました。人間科学研究科では臨床心理士16名と対人援助・基礎心理の教員を含めて、計42名体制になります。

■3.研究領域を多様化。周辺領域への融合・発展が可能に
融合の機会が少なかった臨床心理学・対人援助学領域と基礎心理学領域。人間科学に関する多様な研究により、院生が自らの学問的関心を中心にとらえて、さらに周辺領域へ融合・発展させることができるカリキュラムや研究機会を用意しています。

■4.現役社会人でも学べる遠隔・夜間・土曜対応カリキュラム
就業しながらも限られた時間を有効活用し、学位の取得を目指す社会人院生のニーズに応えるサテライト遠隔講義と平日夜間・土曜開講を実現しました。現役で働く社会人にも対応した開講形態となります。

■5.国家資格『公認心理師』の認定プログラムに対応
医療保健領域から教育、福祉、産業、司法、被災者支援、社会福祉と幅広い領域における課題に対応する公認心理師。人間科学研究科では認定プログラムに対応するとともに、アカデミックな角度からのアプローチも行います。

求める人材

 人間科学研究科は、心理学、臨床心理学、対人援助学などに関する教育分野を創造し、こうした分野の研究者や高度専門職を担う人材の養成を通して、関連分野の新しい研究を推進することを目指す。本研究科は、このような研究科の理念に賛同し、博士前期課程及び同後期課程を通じて、高度な専門性の獲得をめざす下記のような条件を満たす人材を求める。

(1)心理学の基礎的分野、応用的分野、対人援助や人間理解に関する分野に関する基礎的知識を有し、こころ、行動、人間について総合的な視野をもつ者
(2)人間にかかわる問題を主体的に発見し、それを解決するために、科学的・客観的な方法を用いることに意欲と関心を持つ者
(3)人間にかかわる問題の解決のために、理論と実践を相互還流させてとらえる視点を有し、他者を尊重し、他者と協働する姿勢を有する者
(4)人間科学の国際的展開に積極的に参与していこうとする者

担当教員

■岩壁 茂 教授
【専門分野】臨床心理学、心理療法学
特に、忘れたくてもなかなか忘れられない、何年も経っても思い出すと嫌な気持ちが起こってくるような人の傷つき体験がどのようにして変化していくのかというプロセスを明らかにすることに関心があります。過去の傷つき体験の記憶はどのようにして変わっていくのか、「絶対に許せない」「立ち直れない」と絶望していた状態からどのようにして「希望」がうまれ、それが「良い経験」になっていくのかということを様々な方法を使って分析しています。

■吉 沅洪 教授
【専門分野】臨床心理学、文化心理学
 私の専門分野は臨床心理学、文化心理学です。2001年研究者海外研修派遣によってアメリカのカンザス大学に滞在し、現地での心理臨床活動を行ったことがあります。人々の悩みや問題行動などは、国や文化によって著しい違いが存在していることが分かりました。例えば、引きこもりは日本文化特有のものであり、中国人には直接身体に症状として現れる重症の心身症が多く、アメリカ人には薬物依存や、暴力行動などが目立つと言われています。つまり、人々の悩みにはそれぞれの文化の違いを背景とした構造があると感じています。
 また、は2008年に起きた四川大地震の被災者の心のケアを行う活動に今まで携わっています。東日本大震災の被災地にも同じ「被爆県」の広島県から福島県に派遣された医療救護班の支援に臨床心理士として訪問しました。この経験から災害後のこころのケアと文化との関連性についてより深く理解したいと考えるようになっています。

■首藤 祐介 准教授
【専門分野】臨床心理学、認知行動療法、臨床行動分析
私の専門は、成人の精神障害や問題行動に対する行動分析学の応用、すなわち臨床行動分析と呼ばれる分野です。臨床行動分析はアクセプタンス&コミットメント・セラピーや機能分析心理療法といった認知行動療法の基礎となる領域です。その中でも、私は行動活性化療法と呼ばれる心理療法について、次の2点から研究しています。
1.行動活性化療法の精神障害者に対する適用についての事例研究
これまで、うつ病者に対する個別の実施や集団の実施について事例研究の形で研究してきました。また、現在は依存症に対する適用を検討しています。
2.行動活性化療法がwell-beingに与える影響
行動活性化療法の考え方は単に精神障害の改善だけではなく、健常な人がより健康に生きる上でも役に立ちます。この前提に基づき、行動活性化療法がwell-beingに及ぼす影響を検討しています。

■鈴木 華子 准教授
【専門分野】カウンセリング心理学
私の専門分野はカウンセリング心理学です。その中でも特に、文化、マイノリティ、メンタルヘルスをテーマに研究をしています。
例えば、留学生の適応と予防的支援に関する研究では、多様な文化的背景を持つ人々が、健康を保ち、能力を最大限発揮しながら生活していけるように、メンタルヘルス支援、キャリア支援、社会に向けてのアドボカシー等、多角的・多層的なアプローチによる予防的支援の構築に取り組んでいます。
それ以外にも、アメリカ、カナダ、フランスなど海外の研究者と、メンタルヘルスやキャリアに関する比較文化研究も行っています。

■竹内 健児 教授
【専門分野】臨床心理学、文化心理学
 ひとの心に深く触れる仕事がしたいという思いがおそらく思春期の頃からあって、高校生の時に「これだ!」と思えたのが「心理療法家」という仕事でした。有難いことにその仕事に就くことができ、現在も続けています。元来はフロイトの精神分析学やユングの分析心理学といった心理力動的立場で実践を続けてきましたが、最近は心理療法の統合・折衷的アプローチに関心を持っています。各療法を理論と技法の面で比較しつつ、少しずつ臨床実践に取り入れて、クライエントに応じたオーダーメイドの心理療法ができるようになることを目指しています。
 精神分析に関しては、フランスの精神分析、とりわけフランソワーズ・ドルトの理論と実践に関心を持ち、日本への紹介に努めています。また、臨床心理査定の分野では、心理検査結果のフィードバックと心理療法への活用について研究しています。

■三田村 仰 准教授
【専門分野】臨床心理学
行動分析学や語用論の発想に基づいて、人が自分自身や社会と上手に付き合うための方法論について研究しています。大きくは次の2つのテーマについて研究しています。
1. 臨床行動分析(文脈的認知行動療法)の実践と研究
うつや不安をはじめとした様々な心理的・行動的な問題を抱える人々に対する効果的な支援法の探索と、すでに効果が認められた支援法の普及を研究テーマにしています。
2. 機能的アサーションの実践と研究
アサーション・トレーニングは一般的にもよく知られ、企業や学校などでもしばしば実践されているコミュニケーション・トレーニングです。しかし、アメリカ由来のアサーション(自他を尊重した率直な自己表現)の概念には課題もあります。「機能的アサーション」という独自の概念を提唱し、これに基づくアサーション・トレーニング・プログラムの開発をおこなっています。

■宮口 幸治 教授
【専門分野】非行臨床、発達障害、児童思春期精神医学、神経学的認知トレーニング、性加害防止プログラム、学校コンサルテーション
 精神科医として特に児童青年期精神医学を専門としてきました。その中で、非行臨床、性加害の問題、学校コンサルテーション、発達障害・知的障害児への認知的支援などを研究テーマとしています。もともと精神科病院の臨床現場で幼児から高齢者までの患者層とほぼ全ての疾患に携わってきました。しかし発達障害をもった非行少年に出会ってから医療でできることの限界を感じ、医療分野から司法分野(矯正教育分野)に移りました。その後は医療少年院や女子少年院で法務技官として非行少年たちと関わってきました。そこで出会った少年たちから学んだことが私の原点です。彼らの様々な境遇や背景を知り、再非行をさせないために必要な社会面・認知面・身体面からの包括的支援法の開発を進めてきました。それらは学校教育等にも十分に応用できることから、学科指導以外の学校教育の充実にも役立てればと思っています。

■森岡 正芳 教授
【専門分野】臨床心理学、文化心理学、カウンセリング
 私の専門は臨床心理学・文化心理学・カウンセリングです。ナラティヴ(物語;語り)や対話的自己という視点からトラウマのケア、心身相関、文化と癒し、スピリチュアリティの問題に取り組んできました。カウンセラーとしてさまざまな学校や適応指導教室などに訪問してきました。最近では、母子生活支援センターでの家族と子どもの社会的養護や、犯罪の再発防止に関わる処遇の現場、生活の総合支援の場に入っています。
 『臨床心理学』『人間性心理学研究』などいくつかの専門誌の編集主幹をしています。これまでに「治療的コミュニケーション」「うつの現在」「スクールカウンセリング」「いじめと学校臨床」「自傷行為」などを編集しました。また、日本心理学会『心理学ワールド』では、「スピリチュアリティ」「対話」を特集しました。以上からお分かりのように、ナラティヴ、ドラマ、対話といったキーワードで、理論や方法も一見異なる心理療法の各学派に共通する要因について探求し、国内外の学会で発表してきています。【臨床ナラティヴセミナー】を主催し、内外の研究者との交流を行っています。どなたでも参加可能です。フランスのライフヒストリー学との研究交流も継続課題です。立命館でも毎年、特別講義を行っています。以上について、『臨床ナラティヴアプローチ-協働報告1-3』(ISSN2188-5834)にて報告してきています。

■安田 裕子 教授
【専門分野】臨床心理学、生涯発達心理学、質的心理学
 「生殖から始まるライフサイクルにおける、危機と回復に関する質的アプローチによる研究」を行っています。子どもを望むも自然には授からなかった女性の経験と選択を、治療を終えた後を含めて捉える研究に、主として取り組んできました。
 また、ナラティヴ・アプローチという、語りに焦点をあてて人生物語(ライフストーリー)を捉える質的研究の手法を用いています。あわせて、人間の発達や人生の径路の複線的で多様なありようを、社会や文化の影響を含めて時間経過のなかでとらえる質的研究法「複線径路等至性アプローチ(TEA)」を開発する研究を、国内外の研究者や実践家と協働的に行っています。
 他に、司法と臨床の連携の関する研究に取り組んでいます。具体的には、現在、被害に遭った子どもを対象とした司法面接に臨床心理学的知見がどのような貢献をなしうるか、という観点からの研究を行なっています。
さまざまな出会いと機会をいただくなかで今のような研究活動の実りがあります。

所在地・連絡先

〒567-8570
大阪府茨木市岩倉町2-150

総合心理学部事務室
TEL:072-665-2190
FAX:072-665-2169
WEB:http://www.ritsumei.ac.jp/gshs/

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