以下の要項と説明会日程は過年度のものです。新年度の情報が公開され次第更新します。
私立
近畿地方 / 大阪府

関西福祉科学大学大学院

社会福祉学研究科
心理臨床学専攻

心理臨床家、現代人の「適応不全」に 真っ向から取り組む高度専門職業人を養成

臨床心理士 公認心理師
未指定

入試時期

以下の情報は過年度のものです。
年2回(9月、2月)

募集人数

以下の情報は過年度のものです。
10名(前期一般:7名、後期一般:3名・社会人:前期後期若干名ずつ)

出願期間

以下の情報は過年度のものです。
前期:2023年8月13日(金)~9月1日(金)
後期:2024年1月19日(金)~2月2日(金)

試験日

以下の情報は過年度のものです。
前期:2023年9月9日(土)
後期:2024年2月11日(日)

試験科目

一 般:英語、専門科目、面接(個人、集団)
社会人:英語、専門科目、面接(個人、集団)

提出書類

履歴書・志望理由書、研究計画書(日本語2000字程度)

社会人入試

■出願資格
・一般選抜の出願資格を有し、かつ、入学時までに2年以上の社会福祉施設・医療機関・国および地方公共団体、教育・研究機関、一般企業の就業経験を有する者。

合格発表日

以下の情報は過年度のものです。
前期:2023年9月15日(金)
後期:2024年2月16日(金)

応募状況

【2020年度】
前期日程:志願者12名、合格者7名
後期日程:志願者2名、合格者0名

【2019年度】
前期日程:志願者13名、合格者8名
後期日程:志願者5名、合格者0名

【2018年度】
前期日程:志願者9名、合格者7名
後期日程:志願者5名、合格者3名

【2017年度】
前期日程:志願者15名、合格者11名
後期日程:志願者8名、合格者3名

入試説明会

以下の情報は過年度のものです。
大学院だけのオープンキャンパスは開催していませんが、例年、心理科学部のオープンキャンパスに大学院の受験を考えておられる方々も参加されています。
大学の雰囲気や、先生方の様子をみていただくことができ、また、個別のご相談も可能です。ご参加をお待ちしています。

進路状況

・2020年10月現在、把握している情報では、これまでの修了生のうち33名が昨年の公認心理師試験を受験し、30名が合格しています(約91%)。
・平成24年度「臨床心理士」資格試験には10名合格しました。
・平成22年度までの全修了生92名中69名が同試験に合格しています(合格率75%)。

備考

本大学院では、「公認心理師」資格取得に対応したカリキュラムを実施しています。
これにより、2022年度入学生から、本大学院 心理臨床学専攻では、「臨床心理士」資格は取得できなくなりました。

研究科の概要・特色

 現代を生きる人間は、年齢・性別はもちろん、経済的に豊かであろうとなかろうと、誰もが、それぞれの問題に直面しながら生きています。現代社会の特質は「変化」と「複雑性」そしてその「スピード」にありますが、そこから現代の適応不全の問題が生まれてきており、現代人すべてが「適応」の問題に直面しているのです。福祉における支援とはその意味で、人々への適応支援そのものです。現代人の適応不全の克服をどう支援するかが福祉の最大課題といっても過言ではないでしょう。本学の心理臨床学専攻【修士課程】はまさに適応支援の専門家を臨床心理学の立場から育成しようとするものに他なりませんが、本専攻が社会福祉学研究科に設置され、「臨床心理学」専攻ではなく支援を第一義的課題とする「心理臨床学」専攻であるゆえんもそこにあります。
 臨床心理学は今日の行動科学と認知科学それらの関連科学の集約の成果でありますが、「心理臨床学」専攻は、本学が標榜する「臨床福祉学」における「臨床」の精神を基底に、家庭、学校、コミュニティ、医療、産業における適応不全の諸相に人々が真っ向から立ち向かえるための心理支援を実践できる高度専門職業人・心理臨床家を養成します。そこでは、広く人間生活と福祉全般を対象とする「癒し」の臨床とともに、関連諸科学の成果を取り入れた人々の心身の健康や幸せに直接的・積極的貢献をめざし、また、そのために地域の諸臨床機関との連携を図るなどの支援環境の整備も着々と進めています。

求める人材

 心理学全般の専門的知識と技術を基礎にして、教育、医療、福祉、三号、地域の臨床領域で心理支援の高度専門職業人を目指す人を求めています。

担当教員

■教員(専門分野)/受験者へのメッセージ
●相谷 登 教授
【犯罪・非行心理学、家族心理学】
家族で起こる暴力(児童虐待、ドメスティック・バイオレンス、高齢者虐待、家庭内暴力)を中心に、そのメカニズムと家族の関係性についての研究が主たるテーマです。また、非行少年や犯罪者の更生に関する研究、被害者やその家族・遺族の心の問題、更には裁判員裁判における量刑判断における問題についても取り扱っています。

●荒木 敏宏 教授
【臨床発達心理学、障害者・障害児心理学】
「臨床発達心理学」では、人々が抱える問題に対して、発達的観点に基づき、人やその取り巻く環境に関わるなかで、人の健やかな育ちを支援する方法を探求します。
「障害者・障害児心理学」では、障害によって生じる困難や不利益を受けている人へ、心理学的観点からの分析や理解を通して、状況の改善や支援の方法を探求します。

●粟村 昭子 教授
【臨床心理学、心理アセスメント、聴覚障がい者の心理的援助】
専門は臨床心理学ですが、中でも心理アセスメントを用いた調査研究が私の研究対象です。現在、聴覚障がいというコミュニケーションの問題を抱え、それゆえに家庭内で孤立しがちな聴覚障がい者の心理的援助のための研究を行っています。

●宇惠 弘 教授
【教育心理学】
人に「教える」、人を「育てる」際に、いろいろな心理学の研究から分かったことを、どのように応用・利用すればよいかを考える教育心理学が専門です。

●小笠原 將之 教授
【精神病理学、精神療法学、臨床哲学、投映法心理検査(ロールシャッハテスト)】
人間の心はどのように成り立っているのか、「心の病」とは一体何なのか、その治療とはどういうことなのか、などの精神医学・心理学の最も根源的な問題を、地道な臨床実践を通して、また哲学的・宗教的な観点も交えながら研究しています。

●加藤 美朗 教授
【特別支援教育学 臨床心理学 心理アセスメント】
・特別支援教育の対象となる児童生徒の実態把握と指導、および継続教育に関する研究
・知的障害、学習障害、注意欠如多動性障害等発達障害のある児童生徒の行動的支援および家族支援に関する研究

●木村 貴彦 教授
【認知心理学・産業心理学・人間工学】
人間の認知と行動がそれぞれの専門分野をつなぐキーワードです。 日常生活や労働場面における安全と健康を実現するために、心理学的手法を用いて研究を進めています。

●櫻井 秀雄 教授
【発達臨床心理学】
人間関係を結ぶことが苦手な自閉スペクトラム症と呼ばれる発達障がいをはじめ、何らかの発達障がいを抱える子どもたちを中心に、臨床心理学的に支援する方法について『イルカ介在療法』をはじめ多角的に研究しています。

●島井 哲志 教授
【ポジティブ心理学、健康心理学・行動医学、公衆衛生学】
「ポジティブ心理学」は、心理学の応用領域で、人間のこころのポジティブな働きから、幸福と人生の充実をめざしている新しい領域です。「健康心理学・行動医学」は、心身の健康づくりを、心理学や行動科学を基礎にして実現するものです。「公衆衛生学」は、予防医学の立場から社会や集団への働きかけを実践します。いずれも、人々の幸福と健康な長寿を目的とした応用領域です。

●多田 美香里 教授
【認知心理学】
空間認識、身体感覚、日常的記憶と感情、機器の操作性などを検討しています。特に最近では把持動作(ものをつかむ)に知覚表象(もののとらえかた)のプロセスがどのように関わるのか、またそこに加齢の影響はあるのかということに関心を持っています。

●谷向 みつえ 教授
【臨床心理学、臨床発達心理学】
・カウンセリングやプレイセラピーなど、心理面接やコミュニケーション・スキルの基本について実習や授業を担当しています。
・親子関係の調整や虐待を受けた子どものケアなど、子どもが健やかに育つための心理臨床実践と研究をしています。

●長見 まき子 教授
【職場のメンタルヘルス】
職場のストレス対策、職場復帰支援、産業カウンセリングなどの実践を通じて、働く人たちが安心・安全で健康にいきいきと働けるような健康支援のあり方を研究しています。

●林 龍平 教授
【教授・学習心理学、認知心理学】
人はさまざまな生き物の中でも特に高い学ぶ力、つまり経験によって変わっていく力を持つ生き物です。「教育」という営みを可能にしているのはこうした能力ですが、ではどのような経験や、経験の与え方が効果的な「教育」に繋がるのでしょうか。そんなことを認知心理学的手法に基づきながら探る研究をしています。

●福田 早苗 教授
【健康科学、予防医学、公衆衛生学】
疲労やストレス、生活習慣に関連する調査研究、香りに関する研究、疲労やストレスのバイオマーカーに関する研究

●久保 信代 准教授
【臨床心理学、発達臨床心理学】
発達障害を抱える子どもの心の発達を、重要な他者(主に養育者)との関係性という視点から捉え、よりよい関係性の発達をどう援助するか、ということを臨床と研究の課題にしています。

●築地 典絵 准教授
【臨床心理学、家族心理学】
「臨床心理学」では、子どもの心理療法について研究しています。児童養護施設での心のケアの在り方や子どもを取り巻く問題と心の関係を研究しています。
「家族心理学」では家族関係を調べる心理テストの研究をしています。木製の人形を用いた心理テストで、実施する側の負担の少ない心理テストです。この心理テストを用いて、日本の家族の研究を行っています。

●津田 恭充 准教授
【臨床心理学、社会心理学】
例えば、「この国の喫煙率は何%か」と聞かれたとき、喫煙者は非喫煙者よりもその数値を高く見積もる傾向があります。こうした思考の偏りを認知バイアスと呼びます。さまざまな認知バイアスが精神的健康とどのように関連しているのかを明らかにすることが最近の研究テーマです。

所在地・連絡先

〒582-0026
大阪府柏原市旭ケ丘3丁目11-1

入試広報部TEL:072-978-0676
WEB:https://www.fuksi-kagk-u.ac.jp/faculty/g-psychology/

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