椙山女学園大学大学院
人間関係学研究科
女性として、臨床家として
臨床現場でこころのケアにあたる
入試時期
年2回(7月、2月)
募集人数
一般・社会人あわせて13名
出願期間
第1回:2025年6月23日(月)~ 6月27日(金)
第2回:2026年1月19日(月)~2026年1月23日(金)
※最終日に限り、窓口受付もあり
試験日
第1回:2025年7月6日(日)
第2回:2026年2月11日(水・祝)
試験科目
外国語(英語)、専門科目、面接
提出書類
研究計画書
夜間講座
有り
社会人入試
■社会人特別選抜 出願資格
・一般選抜の出願資格を有し、かつ、3年以上の社会人経験があると認められる女子。
合格発表日
第1回:2025年7月11日(金)
第2回:2026年2月13日(金)
応募状況
■過去の入試結果
【2025年度】
一般:志願者数21名、合格者数10名
社会人:志願者数6名、合格者数2名
【2024年度】
一般:志願者数25名、合格者数12名
社会人:志願者数2名、合格者数1名
【2023年度】
一般:志願者数29名、合格者数15名
社会人:志願者数2名、合格者数0名
【2022年度】
一般:志願者数27名、合格者数12名
社会人:志願者数2名、合格者数0名
【2021年度】
一般:志願者数16名、合格者数7名
社会人:志願者数2名、合格者数2名
【2020年度】
一般:志願者数10名、合格者数3名
社会人:志願者数2名、合格者数2名
【2019年度】
一般:志願者数16名、合格者数8名
社会人:志願者数3名、合格者数3名
【2018年度】
一般:志願者数17名、合格者数9名
【2017年度】
一般:志願者数24名、合格者数9名
社会人:志願者数5名、合格者数2名
【2016年度】
一般:志願者数29名、合格者数14名
社会人:志願者数4名、合格者数2名
【2015年度】
●学内選抜
志願者数10名、受験者数4名
合格者数3名、入学者数3名
●一般 1回4月
志願者数19名、受験者数19名
合格者数6名、入学者数3名
●一般 2回4月・9月
志願者数11名、受験者数10名
合格者数4名、入学者数3名
●社会人入試1・2回4月
志願者数2名、受験者数2名
合格者数1名、入学者数1名
入試説明会
2025年度大学院説明会のご案内
人間関係学研究科 人間関係学専攻
5月22日(木)12:40~13:10
11月8日(土)11:00~11:30
本学が開催するオープンキャンパスでは、当日、各学部に大学院担当教員が参加しています。
各学部の相談ブースにおいて、研究科の進学相談が可能ですので、ぜひお越しください。
なお、オープンキャンパスは、日程によって参加する大学院担当教員が変わります。詳しい研究相談ができない場合がありますので、ご注意ください。
進路状況
※2021年度現役合格率
臨床心理士試験合格率 100%
公認心理師試験合格率 100%
※2018・2019年度平均現役合格率
臨床心理士試験合格率 81.8%
公認心理師試験合格率 72.7%
平成29年度現役合格者数11名/受験者数11名
備考
キーワード
・臨床心理学
・発達心理学
・学校臨床心理学
・教育
・比較行動
研究科の概要・特色
【徹底したスーパーヴィジョン】
スーパーヴィジョンとは、心理的援助においてセラピストが自分の担当事例(ケース)についてスーパーヴァイザーに報告し、適切な方向づけを得るための指導を受けることです。大学院生は、併設する臨床心理相談室や学外の施設で実際にケースを担当し、臨床経験を積むことになりますが、担当するケースごとに専任教員(スーパーヴァイザー)によるスーパーヴィジョンを受けるシステムをとっています。スーパーヴィジョンは授業の一環として組み込まれ、適切な指導で知識と実践を融合させるように工夫されています。
【多様な臨床実践の機会】
臨床心理相談室では平成29年に3033件の面接をしており、幼児期から老年期まで、実績や経験に応じて、さまざまなケースを担当する機会が与えられます。また、保健医療、福祉、教育、司法・犯罪、産業・労働の5分野において院生1人につき2か所以上の学外実習先が用意され、多様な臨床経験を積むことができるようになっています。
【充実した臨床スタッフ】
専任教員のうち7人が臨床心理士の資格を持っています。また、臨床心理相談室には臨床心理士資格を持つ経験豊富な臨床スタッフが揃っています。さまざまな立場や経歴の臨床心理士に、授業やケース会議、スーパーヴィジョンなどを通してじっくり指導を受けることができ、偏った臨床観に陥る危険性を少なくするよう考慮されています。
【女性として、臨床家として】
女子大の臨床心理学系大学院の数はそう多くありません。しかし、女性がこころの専門家をめざして学び、臨床現場でこころのケアにあたることには意義があります。性差を特別に強調することではなく「女性として」「女性ならでは」の臨床実践の機会と必要性は確実に増加しているからです。本研究科では女性のこころの専門家養成をめざしています。
求める人材
人間関係学研究科は、「人間及び人間関係に関する諸問題の解決に貢献する高度な専門的知識・能力を備えた高度専門的職業人を養成する」という教育目標を実現するために、次のような人を受け入れます。
1. 人間と人間関係に関わる諸問題を深く理解しようとする意欲があり、とくに臨床心理学、社会学、教育学及びそれらの関連領域を深く学んで、そうした諸問題を解決するために幅広い視野がもてる人
2. 国際化・情報化・少子高齢化する現代社会のなかで、対人援助に関わる専門的職業人として判断力・構想力・実践力等を発揮することを考えている人
3. 文化と社会福祉の持続的発展のために、諸課題を調査・分析し、問題の解決に努め、貢献しようと考えている人
担当教員
■教員紹介/最近の研究テーマ
●浅野 元志 教授(精神医学)
今まで、大学病院精神科、総合病院精神科、単科精神病院精神科、大学の学生相談室など様々な臨床場面で、精神科医として働いてきました。成人に対する精神医学、精神力動的精神療法、精神分析的精神療法を専門にしており、若手の精神科医や心理職などに対しては、精神(心理)療法を指導する機会が多かったと思います。そのため、臨床家およびその指導者としての経験を生かし、学生が会社・病院・学校等でも活用できる、臨床家としての基本的な姿勢や素養を身につけられるような授業をしたいと考えています。
●安立 奈歩 教授(臨床心理学、青年心理学、心理アセスメント)
困りごとや発達のかたよりによって生きにくさを抱える方への心理臨床的援助に携わりながら、①子どもからおとなになる過程で起きる心身の変容、それに伴う家族関係やライフイベントの変容、②こうしたプロセスに関わる際の実効ある支援・連携のあり方、③非言語的なコミュニケーションを用いた心理臨床的技法、について研究している。
●浦上 萌 准教授(発達心理学、教育心理学、認知発達)
・幼児期の心的数直線の発達と計数の関連
・養育者のスマートフォン利用と子どもの抑制機能との関連
・大学生の進学動機
●加藤 容子 教授(臨床心理学、産業・組織心理学)
組織のメンタルヘルス支援のアクション・リサーチ、ワーク・ファミリー・バランスについての研究(特にコンフリクトへの対処とファシリテーション)
●鈴木 亮子 准教授(臨床心理学、高齢者心理学)
・認知症介護家族への心理教育
・震災時の認知症のご本人と家族への支援
・介護に伴う介護離職に対する支援
・介護に関わる福祉領域での心理専門職の役割
●西出 弓枝 教授(臨床心理学、発達臨床学、特別支援教育)
・発達障害児や家族に対する支援(ニーズに応じた支援)
・統合保育や特別支援教育の実践上の課題
・夢をもちいた心理療法
・心理療法における対象像の変化
●舛田 亮太 准教授(臨床心理学)
・トラウマ・解離に関する臨床心理学的研究
・力動的心理療法、心理教育に関する研究
●宮坂 まみ 准教授(臨床心理学,認知心理学)
・発達障がい(特に注意欠如多動症)のある人の認知的な特徴
・発達障がいのある人が力を発揮しやすい環境
・衝動性のコントロール
●山根 一郎 教授(社会心理学、環境心理学)
社会心理学の基礎理論としての対人心理的距離の体験構造、他者論、個別感情の体験構造を現象学的アプローチによって構築する理論研究。
●李 敏子 教授(臨床心理学)
①さまざまな学派がある中で、心理的援助はいかにあるべきかという基本的問題について研究している。具体的には、子どもへのプレイセラピー、思春期のクライアントとの面接、親面接のあり方について研究している。
②発達障害児・不登校児への援助、心理的援助における協働、思春期の子どもを持つ親への支援、大学の学生相談室における支援、生活という視点から見た心理的援助について研究している。
キーワード
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