関東地方 / 東京都
文学研究科
教育学専攻
臨床心理学専修
M1後期に毎週、学校実習があり、特別支援教育の対象児童やその他問題のある児童を担当します。M2では1年間にわたって病院やクリニックで毎週1日実習があり、精神障害者など病院臨床の現場で勉強します。学校や病院での実習をこれほど長時間おこなっている大学院は少ないと思います。
臨床心理士の養成は、本学の教育理念である「人間教育」に合致します。本学の学生は、総じて真面目で向学心に優れており、社会や他者のために、殊に弱者といわれる人々のために尽くしたいとの意欲・使命に長けていることから、数多くの高い要望により本コースが設置されました。
本学の教育学部教育学科(もう1つの児童教育学科は主に幼稚園・小学校教員養成を目的としている)の教育課程に臨床心理学関連科目(カウンセリング、臨床心理学1・2、障害児心理学1・2など)をはじめ、発達、学習、教育心理学関連科目が充実しています。臨床心理学専修の教育内容と系統性があり、心理学の基礎的学習が十分でない場合、院生は学部の授業を聴講することができます。
将来「臨床心理士」として、教育・医療・福祉・司法・産業等の分野で、精神的失調や適応上の問題を抱える子供・青年・成人・家族等への臨床心理的援助、並びに、人々がより良く生きてゆけるためのカウンセリングなどに従事し、社会に貢献できる人材の養成を目的としています。2年間がむしゃらに心理学を勉強したいという学生を受け入れたいと思います。
年2回(10月、2月)
10名
秋募集:2010年8月20日(金)〜8月26日(木)
冬募集:2010年12月20日(月)〜2011年1月7日(金)
秋募集:2010年10月2日(土)
※10月3日に面接を行う場合あり
冬募集:2011年2月17日(木)
●一般
外国語(英語)(辞書を貸与する)、専門科目、面接
●社会人
専門科目、面接
志望理由書、研究計画書
社会人入試有
秋募集:2010年10月8日(金)
冬募集:2011年2月24日(木)
スタッフは本専修の専任教員5名(うち臨床心理士有資格者4名)、非常勤講師約10名(臨床心理士有資格者や精神科医)及び学内実習施設の心理教育相談室非常勤相談員3名(全員臨床心理士有資格者)から成り立っています。専任教員の実践・研究領域として、非行臨床、不登校等の学校臨床、児童福祉臨床、発達臨床、カウンセリングスキルならびにアサーションなどがあげられます。院生は特にこれらの領域の課題教育や研究指導が期待できると思います。
本学志願者には、学部時代に心理学を勉強してこなかった人でも、臨床心理学をきちんと勉強したいという場合が多いです。勿論心理学の勉強をしてきているならなおさら良いと思います。
カリキュラムは講義、演習、実習課目から構成されています。臨床心理士資格試験の受験のためには「必修科目」24単位以上(修士論文を含む)、「選択必修科目」10単位以上(A〜E群各2単位以上)履修する必要があります。本学の学部には心理学科がないため、学部時代に心理学を基礎から勉強してきている者が少ないので、臨床心理学の内容以外に基礎的な心理学の勉強もできるように工夫しています。心理査定では、発達検査だけでなく、ロールシャッハやバウムテスト、TATなど投影法の授業も充実しています。また、院生の希望により精神分析や遊戯療法などの授業もあります。
臨床心理学特論演習(ゼミ)は、院生が1年次に希望した専任教員と共に2年間行われます。1教員あたり院生は2〜3名です。院生が関心のある研究課題に取り組み、研究を進め、論文にまとめていく過程を共にします。
1年次の9月から臨床心理基礎実習の後半として学校臨床実習が始まります。これは、本専修、本学教職キャリアセンター(学部学生の教育実習や学校インターンシップ等を管轄している部署)、八王子市教育委員会、八王子市立小・中学校が連携して実施されるものです。学生は週半日実習校に出向いて、スクールカウンセラー実習を受けることになります。2年次の4月からは、臨床心理実習として病院実習と付属心理教育相談室での実習が始まります。病院実習は、精神科の医療施設に週1日出向き、施設の臨床心理士から種々の指導を受けます。病院実習担当教員は、実習を通していろいろな問題に直面する学生をサポートします。心理教育相談室実習は来室する個人、親子、家族等に専任教員や非常勤相談員が受理面接を行い、その後、教員や相談員の指導を受けながら院生は来談者の面接などを担当します。面接に関わる院生の様々な悩みや問題は、個人的にまた授業の中で相談員や教員からサポートされます。
入試説明会は特に行っていませんが、個別に随時対応しています。研究室訪問は、希望する方から事前に相談内容・日程を事務に伝えてもらっています(教員の状況によっては受け入れができない場合もあります)。
募集定員は毎年10名で、学内専攻・一般入試含め、毎年30〜50名の出願があります。
これまでの修了者のうち、約80%が臨床心理士資格試験を受験し、そのうち約70%(公務員では法務教官や法務技官、児童相談所職員など。民間では、病院やクリニックの心理職、またスクールカウンセラー、大学学生相談、児童養護施設心理職など)、教師になった人が約20%、一般企業への就職が約10%となっています。また、年に1回、修了生と在学生の交流会をもち、先輩たちの職場や仕事内容について話してもらっています。公務員試験の準備や病院・クリニックなどからの求人情報については教員が絶えず大学院生に伝えるようにし、就職後も、ケースの相談やスーパーバイズを教員が行っています。
臨床心理士やカウンセラーはもとより、将来多方面で活躍できる社会に有為な人材を多く輩出していきたいと思っています。