こんにちは。物理を担当している渡辺です。今日は私が大学院入試を受けた際の勉強法について少し述べたいと思います。
どんな学問の試験においても、入試に向けて一番大事なことは過去問を解くことです。多くの方は自分が入試問題を解くにはまだ実力がないと考え、まず基礎を固め、その後に過去問に取り組もうと考えているのではないでしょうか。
しかしその基礎を学ぶために解く問題も多くは大学、大学院の過去問です。どうせ解くなら自分の受ける大学、大学院の過去問を解いていく方がその試験問題の傾向も知ることができますし最も効率がよいでしょう。
また、それを解く際は分からない問題をなんとか解こうと時間をかけ過ぎるのではなく、難しいと感じたら早めに解答を見て解法を覚える方法をおすすめします。
私も大学院入試の際は、まず過去問を解くことから始めました。7割以上解けなければならない試験問題の1割程度しか自力では解くことができず、参考書を手元に置きつつ苦戦しながらのスタートでした。参考書にある公式を見てもほとんど意味がわからなず、それを無理やり利用して問題を解いていくというやり方でした。
しかし問題数を重ねるにつれ、どういうときにこの公式を使えばいいのか、というようなことが分かるようになったり、たくさんある公式の間の繋がりが見えてくるようになりました。そうすると、初めは全く解けなかった問題も解法がすぐ浮かぶようになり、本番の試験では目標である7割を達成し合格することができました。
考えても分からないような問題を時間をかけて解ききることも大切ですが、それよりも先に解答もしくはそれに近いものを見て解き方を覚えるということを何回も繰り返してみましょう。よりその問題や解法についての理解を深めることができ、様々な問題に対応することができるようになると思います。
勉強法について困っている方がいればぜひこの方法を参考にしてみて下さい。
渡辺先生
