新人スタッフの三戸です。
このスタッフブログをご覧になっている方は、
講師ブログの方もチェックされていますでしょうか?
中央ゼミナールでは時々講師にブログを書いてもらっています。
私も中央ゼミナールで働き始めてから読ませてもらったのですが、
この講師ブログ、非常に面白いです。
中央ゼミナールには、どんな分野の試験に対応できるよう、
様々な分野の講師がいます。
しかも彼らはその分野のトップクラスの精鋭たちです。
その彼らの考えの一端に触れることができるのは
大変貴重な体験であると思います。
是非ちょくちょく講師ブログの更新をチェックしていただきたいと思います。
というわけで、
私も講師の皆さんにならって、
スタッフブログなのに講師ブログみたいなことをしてみようと思います。
先日、文化庁の国語に関する世論調査で、「まったり」や「がっつり」を誤用している人が増えている、という結果が出たらしいです。ちなみにそれぞれ本来の意味は、「味わいがおだやかで、こくのあるさま。」「思いきり。思う存分。」らしいです。私は大学で国語学を中心に学びましたが、人より多かれ少なかれ国語にうるさい私でも、これらの言葉は「のんびり」「たくさん」の意味で使っています。こういった日本語の誤用に目くじらを立てる方もいらっしゃいますが、私はそうおかしいことではないと思います。何故なら、言葉は時代とともに移り変わるものだから、です。考えても見てください。日本人が言葉を初めて記した万葉の時代から現在まで、どれほど日本語は変化したでしょう。平安時代の物語を読み解くために、我々はどれだけ古語を勉強しなければならないでしょう。言葉なんて変化して当たり前なんです。それを楽しめるようおおらかに構えていたいものです。
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ですが、そんな私にも最近許せないというかおかしいと感じてしまう言葉があります。それがこれです。①お前にだけは負けたくない
②お前だけには負けたくない上の2つの例文の違いは「に/だけ/は」「だけ/に/は」の助詞の並びです。①の文は
「AやBやCには負けてもいいけど、お前には負けたくない」
という意味で私にはすんなり受け取れます。しかし最近、同じ意味で②の文が使われているのを頻繁に耳にします。私にはどうしても②の文が
「お前だけじゃなくAやBやCにも負けたい」
と言っているように受け取られてしまうのです。実際に言葉として発する場合には、どこを強調するかによってまた意味も変わってくるでしょうが、字面だけを見ているとそう感じてしまいます。強調の助詞「は」がどこにかかるかが問題なのでしょうか?皆さんはこれらの2つの文をどう感じますでしょうか?
三戸スタッフ
やはり講師の方ほど素晴らしい話題が書けない気がします。もっと精進します。あ、いやお仕事の方も頑張りますよ?
