実るほど

投稿者: | 2012 年 10 月 12 日

スタッフの三戸です。
「そろそろ新人つけなくてもいいんじゃないか」と言われたので、
「新人スタッフ」から「平スタッフ」にランクアップです!

夏の間はこのまま秋が来ないんじゃないかとすら思いましたが、
ようやく涼しくなって秋らしくなってきましたね。
通勤途中にある田んぼも、稲が黄金色に色づいてきました。
稲と言えば、私の好きな諺(俳句?)にこのようなものがあります。

実るほど 頭を垂れる 稲穂かな

「収穫を目の前に実りに実った稲穂が頭を垂れるように
人間も成長すればするほど謙虚であるのがよい」

という意味合いの言葉です。
現実は

実るほど ふんぞり返る 政治家な

ってな感じですけどね。
中央ゼミナールの学長が、以前私にこうおっしゃいました。

大学受験や編入学試験、大学院入試に合格するのは謙虚な生徒だ。勉強に対して謙虚に、自分の力を知って、そのうえで真剣に取り組むやつが合格する。勉強に対して謙虚じゃなく、「俺の力はまだまだこんなもんじゃないはずだ」なんていうプライドの高いやつはなかなかうまくいかない。勉強に大切なのは学習能力よりもまず勉強に対する謙虚な姿勢だ。

私はそれまで「勉強に対して謙虚である」ということを
考えたことがありませんでしたが、
言われてみれば納得です。
細胞の初期化でノーベル賞を獲得された山中教授も、
受賞会見では「感謝」という言葉を繰り返してましたし、
まさに「謙虚の人」って感じでしたね。
もちろん本人の努力があってこそでしょうが、
その努力に繋がるのが謙虚な姿勢なんだと思います。
山中教授も、元々はスポーツドクターを目指していたところを、
手術が苦手ということで研究の道に入ったと言います。
受験勉強でも、やはり自分の力を知って、見合った勉強に取り組み、
コツコツとレベルアップしていくしかないのでしょう。
勉強にはぐれメタルやタブンネはいないですし。
中央ゼミナールが誇る過去問の数々で「敵を知り」、
謙虚に勉強していくうちに「己を知れば」、
「百戦危うからず」で試験突破は間違いなしです。
生徒さんたちには是非とも中央ゼミナールで
謙虚に勉強に取り組んでいただきたいと思います。

ただし、これは私個人の意見というか経験談ですが、
試験会場では謙虚になりすぎると
他人の方が頭良さそうに見えてしまったりするので、
お気をつけいただきたいと思います。
(またカープの話になって大変恐縮ですが)
カープの故・三村敏之元監督は、監督時代、選手に

「練習は自分が一番下手だと思ってやれ。
 試合は自分が一番巧いと思ってやれ。」

と言って指導していたそうです。
私自身、高校時代、部活でテニスをしていたとき、
顧問の先生に同様のことを言われました。
私はこれを「謙虚と傲慢の使い分け」だと受け取っています。
生徒さんには、
先程も言いました通り、普段の勉強は謙虚に取り組み、
試験は、他人を見下せ、とまでは言いませんが、
今までやってきたことに自信を持って、
100%の力を発揮できるよう臨んでいただきたいです。
そして一人でも多くの笑顔での報告をお待ちしてます。
もちろん、講師・スタッフ共にそのためのサポートは全力でいたしますよ!
私も「新人スタッフ」から「平スタッフ」にランクアップしても、
初心を忘れることなく謙虚に仕事に取り組みます!