「大学院英語」

投稿者: | 2010 年 6 月 4 日

賛否両論はさておき、現在では学問の世界で英語が主流になっていることを否定することはできません。逆に言うと、英語さえできればある程度は何とかなります(例えばフランス語やドイツ語の文献もすぐに英訳されることが多いです)。ですので、どのような分野を専攻するにしても、大学院に進学しようとしているみなさまが英語を学ぶことには大きな意義があります。

こうした事情のためにたいていの大学院入試で英語が必須になっています。それを機に英語を体系的に学び直すのもよいでしょう。文法書を通読すると意外な新発見があるものです。一通り文法事項を身につけた後はひたすら英文を読むのみです。最後は語彙力です。こればかりは一朝一夕に身につくものではありませんので、日々の努力が肝要です。見知らぬ語句に出会うたびに蛍光ペンで色を塗るか、ノートに書き出すかすれば、しばらくすれば格段に英文が読みやすくなっていること請け合いです。

みなさまが英語を活用して――少なくとも英語で苦労しないで――ご自身の専門分野で知を追求されることを期待しております。

浅野先生