経済学の勉強法のアドバイスとしては、まず何よりもマクロ・ミクロ経済学の基礎をしっかりと押さえることです。特に、マクロ経済学ではIS－LM分析、ミクロ経済学では消費者行動分析に関する問題が頻出なので、この二つの分野を十分に理解することが大切です。マクロ・ミクロそれぞれの基本的な教科書を一冊ずつ定めて（自分が使いやすいものなら何でも構いません）、その教科書を徹底的にマスターしましょう。
経済学の場合、ただ教科書を読むだけでなく、簡単な計算問題とセットにして学習すると理解が深まりやすいと思います。教科書の内容を自分なりにノートにまとめてみるのも良い勉強になります。ひととおり教科書を理解できたら、院試や編入試験の過去問を解いてみましょう。自分の理解力がどれほどのものなのかがよくわかるはずです。過去問にあわせて、市販の問題集を解いてみるのも良いでしょう。特に公務員試験対策の問題集などがおすすめです。
また、経済学は理論を勉強するだけでなく、時事問題に関心をもっておくことも必要です。普段からテレビや新聞の経済関連のニュースをチェックして、最近どのような事柄が経済で話題になっているのかを理解しておくようにしましょう。記述対策のために、経済関連の書籍を読むのも非常に良い勉強になります。
百木先生