<出題範囲>
平成26年度生物
【問1】植物の組織 *
【問2】血球系、免疫 **
【問3】体細胞分裂、減数分裂 *
【問4】環境問題 *
平成25年度生物
【問1】非共有結合、タンパク質の相互作用 **
【問2】分子生物学用語説明 **
【問3】体細胞分裂、減数分裂、相同染色体 *
【問4】生化学、クエン酸回路、電子伝達系 **
【問5】神経伝達、シナプス、活動電位 *
広島大学、総合科学部 3年次編入学、生物
<出題形式>出題数は例年、4~5題である。語句問題または比較的短い説明問題が大半である。総じて語句を簡潔に説明できるかという能力を試されている。
<出題範囲>出題範囲の後ろの「*」マークは、高校生物+αレベル問題、「**」は、大学の専門内容レベルの問題。出題範囲は大学受験生物・大学専門の範囲が広く出題されている。出題内容も動物・植物・細胞・生化学・分子生物学という生物学において重要なテーマをまんべんなく出題している。ただ、体細胞分裂と減収分裂に関しては平成25、26年度ともに出題されているので今後も細胞分裂については出題される可能性が高い。
<難易度>難易度は標準的な問題で構成されている。語句問題・語句説明問題ともに基本的かつ重要生物学用語の理解を必要とする問題である。
<対策>編入学試験対策は、基礎事項の総点検に終始すると考えられる。基礎生物においては、高校生物の教科書において説明されている重要語句の完全な理解を目指し、また、大学専門生物では、生化学・分子生物学の基本的な用語については復習しておくことが重要である。大学専門生物で出題されている分野としては高校生物でも学習した生化学の範囲つまり、代謝をまず学習し、またこれも高校生物のDNAの構造・複製分野の延長である分子生物学の部分、つまり、DNAの複製機構の詳細な分子メカニズムについては、大学の講義で用いている教科書を用いて復習するのが良いと思われる。大学での講義で用いている教科書が詳し過ぎる場合は、市販されている大学専門レベルの生物学を簡潔に説明しているような学習書を用いて基本語句の完全習得を目指すのが良いと思われる。
染田先生
