分子細胞機能コース 3年次編入学 小論文
平成26年 細胞小器官の構造・機能、タンパク質の1~4次構造、タンパク質の構造変化
平成25年 タンパク質の変性、遺伝子組換え作物
平成24年 デオキシ法、サンガー法、次世代シーケンサー
平成22年 バイオマスエタノール、地球温暖化
平成21年 遺伝子工学応用、遺伝子組換え植物作成法
広島大学生物生産学部(分子細胞機能コース)の3年次編入学の小論文は、分子生物学分野、遺伝子工学分野、環境問題(地球温暖化)、遺伝子組換え作物の賛否、またこの複合問題が出題される傾向がある。
受験生の皆さんがまず勉強していただきたいのは分子生物学の基礎知識(特にタンパク質、実験技法の原理)をつけることである。これは、大学生ならば大学の分子生物学分野講義の復習、社会人や他分野出身者は市販されている分子生物学の導入書が適当である。このような書籍などを用いてまず自分の分子生物学の知識をつけることが重要で、これなしに合格はないと考えられる。
これがある程度達成できたのなら、次は、上記の出題傾向分野を深く学習することになる。主に、遺伝子組換え植物の作成法、遺伝子組換え作物の課題と現在、環境問題についてである。これについては、ある程度深い知識と理解が必要であるので図書館などで読みやすい専門書を選び読んでみるか、大学で該当分野の講義があるならば利用してみるのも良い。
最後に、最も重要なのは過去問を自分で解き、小論文の書き方を身につけることである。これは、必ず他の分子生物学の知識に富む人に見てもらい添削なり、意見をしてもらうことが必須である。これにより、自分の小論文の書き方の癖や長所、短所または足りない部分が見えてくる。また他の人の考え方や文章の書き方を参考にすることにより、自分の試験での小論文にさらに磨きがかかるのではないだろうか。
染田先生