平成27年 1.緩衝液の計算、ヘンダーソン-ハッセルバルヒ式 2.生体元素 3.元素記号 4.高分子計算、ミカエリス・メンテン式 5.生化学、有機化学の中の数字
平成26年 1.溶液計算 2.抗生物質の作用機序 3.DNA構造 4.有機反応、官能基
5.食品添加物
平成25年 1.硫酸銅水和物 2.タンパク質の化学 3.緩衝液のpH計算 4.熱化学方程式 5.電離定数
平成24年 1.多糖、オリゴ糖の計算 2.ヒスチジン生理機能 3.アルコール脱水素酵素、メタノール毒性 4.鉛・タングステンの性質 5.タンパク質活性と変性 6.ミカエリス定数
平成23年 1.mol計算 2.溶液の計算 3.pH計算 4.有機化学 5.有機化学と鎮痛剤
平成22年 1.中和計算 2.電離度・pH計算 3.脂肪酸のけん化計算 4.糖類
平成21年 1.光学異性体 2.ダイオキシン・環境ホルモン 3.アミノ酸性質 4.アミノ酸配列決定
平成20年 1.糖と消化酵素 2.糖の計算 3.アルコールの計算 4.エタノールの性質 5.溶液計算・pH計算
平成19年 1.クエン酸回路計算 2.pH計算 3.イオン強度 4.不飽和脂肪酸性質 5.ヘモグロビンの性質
帯広畜産大学学士編入化学について、まず出題範囲は生化学分野に偏っている、また、計算問題が非常に多いことが特徴である。これより、生化学的な知識を補強しつつ、基礎の化学はある程度完成していないと高得点は困難である。
生化学の範囲では特に、糖類の知識や計算を行う問題が多い。また、緩衝液の計算や生化学で扱う物質の同定実験についての問題など難易度と質は共に高いといえる。また、大学受験での範囲の出題も散見される。例えば、有機化学の知識や計算である。これは、難易度こそ高くはないが、基礎の理解が徹底していないと大きく失点してしまう。
そこで、対策としては、手頃な参考書を用いて大学受験レベルの化学の理解を徹底したのちに、大学の専門課程の学生が授業で使用する生化学の教科書を深く学習することである。これは、高得点を目指すならば隅々まで目を通し理解しておくことが必要だと考えられる。
染田先生