神戸大学発達科学部第三年次編入学 傾向と対策
【英語】
■傾向
英語試験の問題は、例年2~3問出題されます。出題傾向については、第一問目は、A4一、二ページ程度の教育や心理学・医療などをテーマとした英文を読み、文中の重要概念を説明する問題、もしくは英文の該当箇所を和訳する問題が中心となります。第二、三問目は、A4一ページ程度の英文を読み、文中の比較的短い文章の和訳および単語穴埋め問題(もしくは適切な英単語を選択する問題)が出題されます。
■対策
全問を通じて、文法的にはあまり難しい表現や構文は出てきませんが、基本的な英文法を十分に理解しておくことが求められます。英文和訳問題に解答できるように、基本的な構文の理解を深め、自然な日本語に和訳できるようにしておくことが重要です。さらに、教育や心理・医療などの内容を扱う英文が多いため、そうした英文を理解するためにある程度専門的な語彙、言い回しの知識を増やしておく必要があります。たとえば、平成24年度には、WHO(世界保健機関)のインターネットサイトの文章からの引用があります。そのため、英語で書かれた、教育や心理・医療についての入門的なテクストを読んだり、英単語を学習したりしておくことが望ましいでしょう。
また、教育や心理・医療の問題についての一般的な重要概念を整理しておくことは、英語試験でも大いに役立ちます。(発達科学分野のキーワードを覚える際に、対応する英単語もセットで覚えておくとよいでしょう。)さらに、日常的に発達科学部に関連する問題について思考したり、他の人々と議論したりして時事的な問題とも関連付けて理解しておきましょう。
大喜先生
