出願書類は余裕を持って準備しましょう
受験大学・学部・学科を決定し、編入学の試験勉強を順調にこなしていても、出願をしなければ受験することは出来ません。
受験日が大学によって様々であるということは、出願書類の配布や受付期間も様々であるということです。
インターネットで志望大学のホームページをチェックしたり、大学に問い合わせるなど、試験日と同様に出願期間についても調べておいて下さい。
よく、出願するのは書類をそろえるのみなので、あまり時間がかからないと思っている人もいますが、そうとも限りません。
提出しなければならない写真を撮っていなかったり、各種証明書類を申請していなかったりとなると、それだけで2、3日を要してしまいます。
また、志望理由書についてはすでに頭の中でまとまっているので直前に書けば大丈夫だと思っている人がよくいます。
しかし、頭の中で漠然と考えてはいても、いざ書こうとすると文章に書き出せないということが往々にしてあります。
出願書類は余裕をもって準備しましょう。
受験することが決まれば、募集要項を請求しましょう。
募集要項は、試験2~3か月前から配布開始になります。
早めに概要が知りたい場合は、昨年度分を請求することも出来ますので、参考にすることもできます。
しかし、詳細(募集人数や試験科目など)は年度により若干異なりますので、注意して下さい。
請求方法は、大学窓口において直接受け取るか、郵送を希望の場合は、封書で申込みすることができます。
送付必要額分の切手を貼付した返信用封筒(受取人の住所・氏名を記入したもの)を同封し、希望する学部事務局(学務課や入試課)宛に封筒の表に朱書きで、「3年次(又は2年次)大学編入学試験募集要項請求」と明記して請求できます。
私立の場合、直接来校・封書請求の方法以外に、電話請求やインターネットで請求することもできます。
また最近では、一般大学入試のオープンキャンパスの際に、編入学用コーナーを設けて、編入学の相談を受け付けてくれている大学もありますので、その時に入手できることもあります。
直接大学に赴いてみると、パンフレットや、ホームページでは伝わりにくい情報や学校の雰囲気もわかるので時間の余裕のある人にはお勧めします。
入学志願者は、次のような10種類程度の書類を提出することになります。
編入学試験の場合多くの大学で、志望理由書の提出があります。
志望理由書とは、文字通り志望理由を書くものですが、合否決定の重要な位置を占めていますので、軽視せずに、時間をかけて、丁寧に書きましょう。
面接や口述試験と同様にウェイトがあるものだと考えておいて下さい。
面接が実施される場合は、面接官が、この志望理由書をもとに質問してきますので、何を書いたか忘れない為にも提出する前に必ずコピーをとっておくことをお勧めします。
在学(卒業)証明書や単位取得(見込み)証明書は、現在在籍中(既卒の)大学の各学部事務所が発行してくれます。
時間がかかる(2週間程度)場合があるので、前もって依頼しておきましょう。
複数校受験する場合はまとめて頼んでおくとよいでしょう。
実際に出願する際までに間違いがないようにきちんと保管しましょう。
志望理由書は、実際に書いてみた後は添削してもらうのがよいでしょう。
自分では志望理由をしっかり示したつもりでも、読み手にはうまく伝わらないといった場合がありますし、文章の構成なども専門の人に見てもらうほうが確実だからです。
受験料は、各大学により個別に決められていますが、多くは3万円程度です。国公立では3万円 私立3万から3万5千円が一般的です。
納入方法としては、銀行振り込みや郵便為替が一般的です。
まれに収入証紙の場合もあります。
出願期間は少なくとも1週間、長い場合は2~3週間あります。
だからといって、のんびりしているとすぐに締切りがくるので気をつけましょう。
なるべく、出願開始日、又は前日に出願できるように心掛けておいて下さい。
心理的にも余裕ができるので、事務的手続きは早めに済ませておくことをお勧めします。